デイサービスの大きな目的の一つは入浴ができること。
どうも、コロです。
介護の悩みによく上がってくるのが、「拒否」されるということかもしれません。
お風呂一つとってもどうしても拒否されることもあり、職員の方はあの手この手で工夫しながら取り組まれていることと思います。
今回は実際に私が経験したお風呂拒否の理由を「利用者」目線で考えてみました。
お風呂に入りたくないのはなんでだ?実際に経験したみんなの気持ち。
嫌なことには理由があるんだ
嫌なことには理由があるんだ
そう、まず基本はこれです。認知症があろうがなかろうが、嫌がるってことは何か理由があるんです。
これを考えないことには解決はありません。
認知症だから。わがままを言って。
職員がそう思ってしまうと、次につながりません。
実は困っていることの多くは、相手を「困った人」とレッテルを貼って終わらせてしまうことで起きている場合が多いです。
デイサービスを探している方はこちらもご覧ください(^▽^)/
入浴拒否の理由
正直今のデイサービスではそれほど強く拒否をされることはありません。
以前勤めていたところでは、拒否も怒られることも手を出されることもありましたが…
なので今回は認知症や家庭の状況は置いておいて
利用者の方の「人間としての」意見を聞いてみました。
だから実際に困っている人の役には立たないかもしれませんが😅
やっぱり恥ずかしい・・・
これはありますよね。人前でお風呂に入るというのは恥ずかしいものです。
特に介護施設では職員もつかずに入るということはほとんどありませんから。
うちのところは大きなお風呂ではないので一人ずつ入浴してもらっていますが、大きなお風呂では何人も入ることもありますしね。銭湯みたいで楽しいのですが、恥ずかしい気持ちもあるでしょうね。
自分の身体が恥ずかしい
毎回ぼそっと一度拒否をしてから入浴される方がいるのですが、その方はこうおっしゃっていました。「こんな痩せた体を見られたくない。」
異性は恥ずかしい…よね
私としてはつらいところなのですが、やっぱり女性の利用者の方は男性職員を恥ずかしがることが増えています。大丈夫な人もいますけど、何だか増えてきているなと感じています。そりゃそうか…。
うちではこのところ女性の職員に入浴をお願いしていますが、入浴の場面で気づくことも多いし、負担のことを考えても私も入りたいのが本音。でもそうはいきませんね。
面倒くさい
動くのが。服を脱ぐのが。立ち上がるのが。
それぞれあるみたいですが、やっぱり面倒くさいんですって。
入ってしまえば気持ちがいいんだけど、それまでがなぁって😅
お風呂が嫌い
これも意外とあります。もともとお風呂が嫌いなんですね。これも困った困った。
だって嫌いなんですから💦
極端な寒がり、暑がり
気持ちの面が強いのですが、極端に寒がりや暑がりで拒否の理由にされている方もいらっしゃいます。暖房をしても温度を調整しても、きっと寒いという気持ちが消えないのだろうと思います。
申し訳ない
人にしてもらうのが申し訳ないって。
職員の立場に立てば、そんなことないですよって、気にしないでねって気持ちなんだけど。考えてみるとわかりますよね。
お風呂って意外としんどい
しんどいから行きたくない…気持ちわかります。
普通に入っていたら気づかないもんなんですけど
お風呂に入る一連の動作って結構しんどいものなんですよ。
特に高齢者の方にとっては、結構な負担になる場合も多いんです。
なので利用されている方の中には毎日じゃなくて、数日に一度という形で入浴されている方もいらっしゃいます。
入浴に関する注意点はこちら
まとめ
腕の見せ所だな
って余裕を見せられるくらいになればいいけど😅
色々と理由はありますが、みんなお風呂自体は楽しまれているんじゃないかと思います。
上手く誘って、負担の少ないように入浴してもらって。
私たちの腕の見せ所ですね。
はなから否定するんじゃなくて、ちゃんとわかって対応してあげたいなと思います。