デイサービスと居宅事業所を立ち上げて5年になりますが、立ち上げの時には様々な苦労がありました。
どうも、コロです。
今回はその立ち上げの時の記録1回目。物件探しについて書いていきたいと思います。
物件探しに悪戦苦闘。物件は新築?改装?何がいいのだろう。
物件探し
まずは事業所をする場所を探さなくてはいけません。無限に場所があるわけではありませんので、これが苦労しました。
やっぱり近くに事業所があるのはちょっと・・・とか、住宅街は難しいかな等意外と考えることは多いんです。
まず物件を探すにあたって、建物をどうするかによっても全然変わってきます。
種類としては…
・新築
・居抜き
・リフォーム
・建て貸し
といった感じになるでしょうか。それぞれ見てみると
新築
まあこれが一番やりやすいですよ。なんと言っても始めの段階から思う通りの建物を用意することができるんですから。これができるに越したことはありませんが、まあ初期費用が他のタイプと比べると格段にかかってしまいます。はじめっからお客さんがいっぱいというわけにはいかないでしょうから、ちょっと怖いところですね。
居抜き
この物件があれば一番ありがたいなあとは思うのですが、やりたい時に都合よく居抜き物件があるとは限りません。特にデイサービスの居抜きなんてあれば願ってもないですね。
リフォーム
デイサービスができるように、リフォーム前提で考えていきます。物件のあては増えますが、リフォーム内容によって投資費用がガラッと変わってしまうのが怖いところ。
建て貸し
ある意味これもいいかもしれない。工務店さんとかが建ててくれたものを借りるという方法。同じ家賃を払っていくと考えるとありかと思うのですが、まあ何より信用が必要になります。いきなりこうしたいというのは無理かもしれません。
法律に条例に・・・守らないといけないものが山のようにある
これは実際にしてみてびっくりしたことですが、一つ事業所を用意しようと思うと、考えないといけない条例や法律など決まりごとが山のようにあります。
その土地の用途が事業所をしていい場所かどうか。
スロープの角度は一定以上になってはいけないとか
消防設備をきちんととか
特にデイサービスにおいては、一人当たり3㎡以上の大きさの部屋が必要になります。なので10名定員で考えるならば一部屋30㎡以上の部屋を用意しなければなりません。
役所や消防署、警察に、県民局・・・行かないといけないこと確認しないといけないことは山のようにありました。
この辺は工事を依頼した工務店の担当者さんがよく動いてくださって助かりました。
実際の事業所開設までの流れ
ここで今の事業所の開設の流れを振り返ってみると。
物件については
賃貸して、リフォームという形をとりました。もともと新築は費用の問題から考えていませんでした。
めぼしい物件は何件か探していたのですが、これが難しいところ。
実際に検討に入ってもらうと次々問題が出てくるのです。
古すぎてリフォームというレベルではない。
オーナーさんが長期間の賃貸は望んでいない(1年契約のみ😢)
事業所として開ける場所ではない・・・などなど
何度も何度も頓挫して、この時は本当に心が折れそうでした。開くことすらできずに諦めなきゃいけないのかって悔しかった。
さすが地元の工務店
リフォームの時から、工務店さんに声をかけてみてもらっていたのですが、これが功を奏しました。さすが地元の工務店というべきか、色々と声をかけてくれて物件を探し出してくれました。(ただ、この時点で1カ月の遅れ)
手続き関係もそうですけど、専門のことはやっぱり専門家に頼むのが良いと思います。
その任せて楽になった分、自分たちのことをしっかりするほうがよっぽどいいと思いました。
さて、何とか事業所のための物件は確保できました。
やっぱり問題は色々
そこからはどんどん話を進めていきます。細かなところは担当者さんが動いてくれて、工事も進めてくれています。
ただ、やっぱりリフォームってはじめに想定していたよりもお金がかかるんですよね。あれもいる、これもいるで想定よりも初期投資が増えてしまいました。この時点で会社の体力的なモノにも不安が大きくなる。
それでも皆の協力を得て何とかオープンにこぎつける。ここまでの数カ月。本当に大袈裟でもなく生きた心地がしませんでした。
まとめ
事業所を立ち上げようと思ったとき・・・自分ではよく考えたと思っていても、やっぱり想定外のことって起こります。
そんな時、心も体も負担は大きくなり、本当にできるかと不安になることもあると思います。
でも決めたんならやるしかないからね。ちゃんと信じて、進んでいきましょう。
事業所の立ち上げにあたっては
・大体は想定外のことが起こると思うべし
・専門のことは専門家に頼むのがよし
・不安なことや辛いこともあるけど、きっと大丈夫