障害の有無にかかわらず、どうしても育児の中心は母親。
そんなイメージはないでしょうか。
どうも、コロです。
今回は私が実際障害のあった息子との生活で感じてしまっていた感覚について書いていきました。
少しデリケートな話題かもしれませんが、だれを責めるわけでもありませんのであしからず。
「お父さんも見てほしい」障害児育児で感じたこと。
お母さん、一人で頑張らないで
病院や入院時を通じて、横のつながりがあって先輩として話を聞いたりアドバイスを送ったりする機会がありました。ふとした時に、ちょっとしたことでも相談できる相手がいるということは本当にいいことだと思いました。
そんな時に気になっていたことがありました。
多くの方が、お母さんひとりで頑張っていく形になっていたこと。
私たちは夫婦でよく話していました。あのお母さんこのままで大丈夫かなって。大きなお世話になるかもしれないのですが、お母さんひとりではどうしてもつぶれてしまうんじゃないかと心配してしまうのです。
24時間続く緊張感
中心となるのはお母さんになるのは多いかもしれません。病院での付き添いやケアの仕方もお母さんがきいていることが多いです。それでも自宅に帰ると、看護師さんもいません。24時間家族で見ていくことになるのです。特に初めのうちは自分の子供のことであってもわからないことばかりです。しかも一つ一つが命に直結していくと思うとその緊張感は相当なものでした。
感じる無力感
体調も安定していませんので、よくアラームが鳴ったり体調を崩すこともありました。長男の場合は退院して3日で再度入院となってしまいました😅
退院の時は何とかなるんじゃないかと根拠のない自信があったんですけどね、息子が苦しんでいてもあたふたしてしまって、こんなに何にもできないのかとがっくりしたのをよく覚えています。
睡眠不足
状態にもよるかと思いますが、夜間もあまり関係のない生活になります。夜も起きて吸引をしたり体の向きを変えたり。それが毎日続きます。うちの場合は夜は私が担当と分担してこなすことができましたが、これを一人でこなすのは体力的にもすり減ってしまう部分があります。
このような自分自身での経験もあり、厚かましくならない程度にアドバイスはさせてもらっていました。
お父さんもちゃんとやっているんだよ
そう、お父さんだって同じように頑張っているのです。今回の記事ではこれをわかってほしかった😅
と言ってもすごいんだぞ!!っていうわけではありません。ちょっと悔しい体験があったのです。
話はいつもお母さんだった
息子のケアに関しては日中は家にいたのはお母さんでしたし、中心はお母さんでした。私は息子へのお母さんの愛情を感じ尊敬をしています。すごい人なんです。
それでも私も毎日できることをしていましたし、緊急時の対応、吸引などの日常の対応も変わりなくできる自信もあります。
そう、二人で同じようにやってきた自負があったのです。
これは夫婦共通の認識でした。
でも病院に行ったり、役所に行ったりしてもいつも話はお母さんに対してだったのです。
どうですかって息子のことを聞かれる時もお母さん。体調が悪くなったときもお母さん。
私も分かりますよ。私も知っていますよ。そんな気持ちでした。
きっと経験があるんだろう
きっと看護師さんや先生には今までの経験からそのほうが早いという経験があるのだろう。
役所の方にしても、仕事をこなすために仕方のない部分もあるのだろう。
まあ実際にお母さんのほうがよくやってくれたしね💦
私もこのような仕事をしていると、利用者さんや家族の方にはわかってもらえない事情や考えというものはもちろんある。きっとそういう面もあるのだろう。
実はちょっとジェラシーを感じていた。
何でいつもお母さんばっかり・・・
実はそう思って悔しく思って、ふんっ!って思ったときもあったんです😅
今となっては笑い話ですけどね。
だからね。認めてもらえた時は本当に嬉しかった。
だから、今頑張っていることを認めてもらえないお母さんとか、お父さんとか。
それ以外にも不当に認めてもらえない人を見ると辛い。
実は介護の世界でも
そう、こういうことがあってから私自身も気を付けているのです。
介護現場でも、つい誰かを置いてけぼりにしてしまうことがあります。
だから、本人や実際に目の前にいる人もそうですが、全体をよく見るようにしています。
ちゃんと見てもらえた時って嬉しいから。
介護される方のこともそうですが、介護している人のこともちゃんと忘れていないか、反対に介護している人のことばかり考えていないか。いつも頭を巡らせています。
まとめ
実際に目の当たりにすると、本当に皆がすごいと思います。
育児も介護も、仕事も家事も。
何もかも本当にすごいことだと思います。頑張ってきたことは認めてもらえる。そうなればいいなあとは思いますが。
今回は自分が少し嫌な思いをしたので、自分自身も気を付けておこうと思ったお話でした。