「職業倫理」なかなか使うことはないと思いますが、仕事をする上では大切な言葉です。
どうも、コロです。
最近、びっくりするような事件が多いですよね。
特に介護職員がかかわることを目にすると、はぁ…と思ってしまいます。
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「悪いことできちゃうの!?」介護の事件について思うこと。
また事件が起きました
目を背けたくなるような事件が多く起きています。
入所者を暴行して殺してしまう
高齢者を言葉巧みにだましてお金を奪う
性的虐待まで…
どの仕事もそうだけど、悪いことをしようと思えばなんだってできる。
そう、悪いことを考えたらなんだってできるんですよ。
それを抑えているのは何か。
職業人としての倫理観と、人としての節度だと思うんです。
倫理、行動の規範ともいうのかな。
介護福祉士にも倫理綱領が定められています。
利用者本位、自立支援
専門的サービスの提供
プライバシーの保護
総合的サービスの提供と積極的な連携、協力
利用者ニーズの代弁
地域福祉の推進
後継者の育成
項目でいえばこんな感じですけど、各項目からさらに細かく定められています。
悪ーい考えを持てばできること
もちろん私もしたことはありませんが😅
とっても悪い人間になって、倫理観もなくなって、利用者にとてもイライラしたと想定して。
暴行は隠せてしまいます😢
残念ながら上手くしてしまえば暴行は隠すこともできてしまうんです。
これは介護施設の改善しないといけない点ですね。施設は生活の空間ですし、デイサービスも常時丸見えというわけではありません。訪問介護では、お家で一緒になりますよね。職員と二人きりになることはあることなんです。
そして、もし暴行された時に言える方はいいのですが、認知症の進行などによって訴えることができない方も多くいます。悪いことを考えればもし訴えても、また変なことを言ってますよってごまかしてしまうことが考えられます。ひどいでしょう😢
なので身体的な変化(あざとか歩行状態とか)や心の変化(妙にその人を怖がったり、おびえたりしていないか)などよく普段から見ていく必要がありますね。
お金もそっと捕れちゃいます。
デイサービスでもお財布を持ってくる方はいらっしゃいます。
基本的にはなくなったりとかあるので、お金や貴重品はお持ちいただかない様にお話していますが、普段の感覚で持ってくる方もいらっしゃいます。
そしてその荷物は預かったりもするわけですね。
つまり、職員の中に悪い考えを持つ人がいればくすねることだってできちゃうんです。
きっちりと財布の中のお金まで覚えている方も少ないですから、気づかないかもしれませんね。
個人情報だって聞き出せます。
利用にあたっては家族や本人と面談をし、色々と情報をいただきます。
そして利用中も少しずつ信頼関係を気付いていきます。その中でたくさんの情報を得るんです。
もちろん私たちは個人情報保護方針にのっとり、外部に漏らすことは決してしないんですが…そんなこと気にしない人がいたらどうなるでしょう。
仲良くなってお金や通帳を預かってしまう。
家の鍵を持つこともできちゃう。
留守の日を知っている。
特にこういった仕事には高い職業倫理が求められる。
この介護の仕事だけじゃなく、医療でも弁護士でも、どんな仕事でも
その人が悪いことしようと思えばなんだってできちゃうんですよね。
考えただけで怖いですよね。
その中でもこういう密接にかかわる仕事をするにあたっては気を付けないといけませんね。
改めてそれだけのことを知っている仕事なんだって引き締まる思いです。
心配しないでくださいね。
この記事を書いたのは、怖がらせたかったからじゃなくて
心配しないでって言いたかったんです。
心無いニュースもたくさん。
心配もするとは思います。
それでも多くの職員は今も必死に戦っていますから。
たくさん理不尽なこともあります、イライラすることだってあるんです。
それでも誇りをもってしている方もたくさんいますから。
このまま職員さんの倫理観に頼りっきりになる形もよくはないでしょうね。
この仕事全体として、改善に取り組んでいかないといけないのではないでしょうか。
まとめ
虐待を心配することはないけれど、いつ起こっても不思議ではない世界。
家族の方などかかわりのある方は、安心はしつつも、よく見ていてくださいね。
疑いの目を持つ必要はありません。
安心して過ごしているかなってちょっと気にかけてあげてください。
それだけで、ご本人も職員もきっとちょっと安心しますから。