新しく入った職員や、すごく意識の高い人に多いんですが、職員のちょっとした勘違いってあるんです。
どうも、コロです。
今回は管理者の立場から私が職員によく声をかけていることを記事にしてみました。
「何事もちゃんとできなきゃいけない」こんな気持ちは勘違い!?
どう思いますか!?
「そりゃあちゃんとできたほうがいいでしょう」
「間違ったことは教えてあげないと」
そう思いますか??
結構多いんですが、いざ介護現場に限ってはその通りではありません。
もちろん勘違い!!と言い切ることはできませんが、私は職員にそういった様子が見られたら声をかけるようにしています。
何が目標なのか
まずは何が目標なのか。
例えば塗り絵を例にしてみましょう。
ある高齢者の方が塗り絵をし始めました。
色を塗り始めて、少しするとミカンのところを赤色で塗っています。それを持っているウサギは青色で塗っています。
どうでしょうか。
実際のミカンやウサギの色を考えると、正解ではありません。
ある職員はこう言います。「これはミカンですよ。この色じゃないですよ。」
ある職員はこう言います。「上手に塗りましたね。はみ出さずにきれいに塗っているじゃないですか。」
どちらも言っていることは間違いじゃないんですが、考え方の違いです。
ここで考えるのが、何を目標にしているのか。
デイサービスではただただ目的もなく、塗り絵を出して終わりではないんです。
①ちゃんと塗り絵作品を仕上げて、家族に自慢したい。塗り絵が上手になりたい
②中々活動的になれないので、何か好きなことを見つけていきたい。それを通じて交流も持っていきたいな。
③指や手、頭の刺激を必要としている方。
私は②と③なら、特にこだわりはしないかな。
私は高齢者介護の現場では正解はないと思うんです
正解も必要かもしれませんが、それより大事なことがあるんじゃないかと。正しい色で塗り絵を仕上げることより、楽しく塗り絵に取り組める、話を弾ませることのほうがよっぽど大事だと思うんです。
園芸クラブでは、しっかりと野菜を収穫することが目標ではありません。
成長の過程を一緒に見守る、手を出してもらうことを目標にしています。
良い大きさになったけど、次利用者さんが来るのは一週間後。だったらちょっと育ちすぎたって、私は見守ってくれた利用者さんを待って一緒に収穫したいなって思っています。
よくある職員さんの声かけ
私が気になるのが、クラブの先生のようになって指導してしまうタイプ。
そういう方は得てして「ちゃんとできなきゃダメ」って思っている方が多いような気がします。
まとめ
もし読んでいるあなたが介護に関する仕事をしている方だったら、すべてがすべてちゃんとできなきゃいけないとは思わないでください。できないことはあるんです。それを見極めるのがあなたの仕事でもあるんじゃないかなって思います。
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