昨日は職員会議がありました。
この職員会議、色々とドキドキはあるのですが、勉強になることも多いのも事実。
今回もなるほどなあと勉強させてもらったことがありました。
どうも、コロです。
「手のひらの力」そうか・・・治療はできなくても、私達にもできることがあるのか。
デイサービスでもたくさんある、辛さを訴える場面
今回話しになったのは、この辛さを訴える場面。
ある男性利用者さんAさん。
とても穏やかで、しっかりとしてて本当に良いお方です。
頸椎のところで神経が圧迫されており、左手に痺れや痛みが出ています。
最近はとても痛みが強いようで、利用の度に相談を受けています。
家族の方の話を聞いていると、普段はとても辛抱強く家族にも弱音は吐かないとのこと。
そんな方が打ち明けてくるということは、相当辛いんだろうなと想像がつきます。
今回はその方の話から、どうしてあげれるのかなあという話になりました。
手のひらの力って本当にあるんだよ
デイサービスの看護師さんからこんな話がありました。
私はできるだけそういう話をするときに、ちょっと触れてみている。声をかけながらさすってみたり、手を当ててみたり。
もちろんやりすぎたら変だが、自然に気持ちを込めて。
この方の場合は、手術をするつもりもないし、今後痛みが無くなるということもほとんどないと思う。
薬とか治療が合えば、少し楽になることはあるだろうけど、今のままでは良くなってくるということはなく、付き合っていく必要がある。
痛みや辛さがある人って、どうしても同じこととか辛さを何度も訴えてしまう。
ついつい同じ話にこちらは辟易してしまうこともあるかもしれない。
でも辛いと頼ってきた人たちは、聞いてくれている皆の顔を、姿勢を、言葉を、態度を、本当に本当によく見ている。
ちょっとでも面倒だなと思ったり、返答に困っているとよく分かるの。
その分、ちゃんと受け止めてくれたと思うとちょっと楽になってもらえる気がする。ちょっと手を当ててもらうと楽になってもらえる気がする。
それだけでも、デイサービスに来てくれた意味ってあるんじゃないかな。
手のひらの力って本当にあるんだよ。
皆何度も辛い経験をしてきた
確かに利用者の人って、本当によく見ている。
目が見えにくくなった人は、耳で本当によく聞いている。
耳が聞こえにくい人は、本当によく見ている。空気をよく感じている。
思い当たることは何度もあった。
ちょっと忙しいのになって思ってしまったときは、やっぱり話も続かなかった。
見透かされているんだろうなあ。
手のひらの力か・・・
あんまりべたべた触っていたら変な人かもしれないけど😅
きっと思いは伝わるはず。
もどかしい時って多いんです。私達は治療できるわけでもないし、どうこうしてって言えるわけでもない。
でも私たちにしかできないこともある。
日々の生活の変化はもしかしたら家族の人よりわかるかもしれない。
私はデイサービスでは、この観察力、見逃さない力が大事だと思っている。
中々上手くいかないのだけれどね💦
うちのスタッフたちもそうだが、何度も辛い経験をしてきた。
もうちょっとこうしていれば。ちょっと不安に思っていたのに。
あと少し勇気があれば。あとちょっとちゃんと向き合えば気づけていたかも。
きっとうちのスタッフは多くのそんな後悔を持ちながら前に進んでくれている。
それはとてもありがたいことで、心強いことだと思う。
まとめ
デイサービスを利用した意味
利用してもらう方には、絶対に利用してもらった意味を持ってもらう必要がある。
デイサービスに行って良かった。体感はできないかもしれないけれど、そうでなければいけない。
こうやって色々と勉強して、色んな力を身につけたい。
そうすればきっと達成できるはず。