コロナの記録

「陽性判明・・・その大きすぎる影響力」高齢者施設のコロナ対応

まさか、私が・・・

そんな気分でした。

どうもコロです。
新型コロナウイルス。気を付けていましたが私も陽性となってしまいました。
今回はその顛末、デイサービスなどの対応について記録しておきたいと思います。

「感染経緯」

感染までの経緯

これだけの広がりの中、スタッフや利用者の方にも感染者が発生していきました。
どうしてもその対応も私がメインでしていくこともありました。マスク、シールド等考えられる対策は行っていました。

そんな中、何とか一週間終わったと思って帰っていたら何だかしんどい。
まあ気を張っていたからちょっと疲れたのかなあと思っていたんですけど、翌日になると熱が出てきました。37.5℃前後で微妙なところ。36℃台に下がることもあったし、希望をもって日曜日を過ごしました。特に咳や味覚障害、鼻水等の症状は全くなし。熱だけだし、下がりますようにと本当に。

翌朝、祈るように熱を測ってみると39℃いってる。しんどくはないんですけどね。熱だけが高い。ダメでした。会社に連絡をして、発熱の対応に移らせてもらいました。

感染から自宅療養中

対応をしてくれている病院に行き、検査を依頼。診察をしてもらい検査は車の中で。都度都度測る体温計は毎回40℃を示すので逆に不安になってきます。

夕方病院から連絡がありました。陽性とのこと。ガックシ。保健所からの連絡を待ちます。

尋ねてみましたが、陽性判明すると10日は療養とのこと。最後72時間、薬なしで症状がなければ終了とのこと。

はあ・・・
自分が動けないのはいいんですよ。
家族のことや仕事のことを考えると、何だかね。辛くなるのです。

幸いなことに、熱は翌日から下がり、特にしんどくもなく体調は変わりなし。
自宅療養中は、仕事は営業の規模を縮小して行っていましたが、遂には営業を少しの間休止することに。

色々入ってくる情報。それでも動けない自分。
もどかしくって、でもなんだか動ける気分じゃなくて、変な気持ちでした。

『無気力』

という言葉がぴったりでした。体調は悪くないんですけど動けないんですよ。

療養終了後

仕事場に行くのもなんだかドキドキでした。
未だに何だかスッキリとはしないのですが、すいませんばかりでも仕方がありません。
前に進まないといけないんです。利用者さんは待ってくれませんからね。

「高齢者施設のコロナ対応」

デイサービスはどうなった!?

しばらくどの地域も感染拡大していましたよね。
事業所のある市は毎日数十人で感染者が出ている状態でした。

利用者さんやご家族の方にいつ出てもおかしくないなあと、気をつけましょうと対応してきましたが、遂に。

まず、スタッフ一人に咳が出始めました。その日は発熱はなく、利用者の方とかかわりを避ける形で勤務してもらいました。

翌日、その職員が発熱。37℃後半。その日は出勤せず発熱外来を受診。その後陽性と判明しました・・・

感染や濃厚接触があった場合は保健所と連絡を取って対応をしていましたが、今回は利用者の方や職員に濃厚接触にあたる方はいらっしゃらないとのこと。職員の都合をつけて営業は続けていきました。

その3日後。
利用者さんが日中に熱発。38℃まで上がりました。その時点で利用を終了していただき、帰宅されました。その後コロナ陽性が判明。今回も濃厚接触にあたる方はいませんでしたが、陽性が複数名になってきたので営業は自粛が望ましいとのこと。

市役所、保健所と相談の上、ご家族と利用者の方には説明の上、「感染リスク」「こちらのリスク」なども理解の上、どうしても必要な人だけ受け入れさせていただきました。

大体1日2,3名ほどの利用になりましたかね。

そんな中そこで来ていた利用者の方にも陽性が判明。
詳しい経路などはもちろんわかりませんが、こうなると難しい・・・

1週間営業を休止して落ち着くまで様子を見ることとなりました。

その間に私も療養期間が終了し、消毒や研修、今後の対応など考えに考えやっと今週再開をしています。

「誰にとっても大きい影響」

家族

同居の家族は濃厚接触者にあたります。
私が陽性になった時点で、7日間はこども園も仕事も休むことになってしまいました。
ごめんなさい。

それでも支えてくれたこと、感謝です。

ですが今回のオミクロン株、感染力が強い。
娘にも妻にも発熱が・・・いわゆるみなし陽性で陽性となってしまいました。
ごめんなさい。

利用者・家族の方

今回利用再開して真っ先に痛感したのがこちらでした。
私達にとってはたった2週間かもしれません。

でも皆様にとっては大きすぎる期間でした。

利用者の中には、休みの間に動く量や関わりが減って自宅の階段を昇り降りできなくなる方がいました。心配が大きすぎてうつ症状のようになった方もいらっしゃいました。
お叱りの声もいただきました。

未だにすべてを回復はできていません。2週間の間のことですが、きっと回復していくにはまだまだ時間を要すると思っています。

辛い。

残された職員

私は療養するほうでしたが、残されたほうの職員にも大きな傷が残りました。

デイサービスの休止。利用者の皆様や事業所との調整。
判断に対するお叱りやどうすればいいのかとの相談。

そういった辛いことは任せることとなってしまいました。

自分自身も感染しないかと心配しながら、そういったところまで任せることになってしまいました。出勤してきたデイサービスには利用者がいなくて真っ暗。

大きな傷を負わせてしまいました。

営業面

ほぼ2週間近く休むようなことになりました。
それ以前も規模を縮小しての営業です。

売上という面から見てもとてもとても大きなダメージです。

ただでさえ2月は営業日が少ないですからね。
小さな事業所にとっては大きな事象です。

感じたこと

利用者さんが戻ってきたとき。言ってくれたんです。

「ここは私の楽しみやのに、無くなってしまうんじゃないかと思って眠れなかった」

「寂しかった。今日は楽しみやったの」

涙を流して再会を喜んでくれました。

実は利用者さん減ってしまいました。今回の件で。
信頼を損なったところもあると思います。

これからの活動で取り戻していかないといけませんね。この人たちのためにも。

そして、家族の皆さんも仕事を休んでみてくださった方もいました。

ほとんど皆、自分たちが大変だろうに私達の心配をしてくださいました。

今までしてきたことは間違ってなかったんだなと思いました。
なので絶対これから返していかないといけない。

やることはたくさんだ。

中々気持ちは上向かないのですが、やるしかないぞ。

まとめ

本当に、このコロナってやつ、なんやねん。
皆皆負ったダメージが大きい。

でも絶対負けないぞ。
絶対負けないぞ。

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ABOUT ME
コロ
1985年生まれ。ひょんなことから「介護」というものに関わるようになり、その大変さと同時に魅力にもはまっていきました。意を決して、独立に関わり現在デイサービスの管理者をしながら、介護の情報や自身の好きなモノを発信しています。 >>詳しくはこちら<<
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